最新知見踏まえ防災計画見直しを/緊急車両通行不可能箇所の解決求める/砥部町議会
2024年03月07日(木)
佐々木隆雄町議
日本共産党の佐々木隆雄町議は2月28日、砥部町議会で一般質問に立ち、状況の変化や最新の知見も踏まえた防災計画の見直しが必要ではないかと佐川秀紀町長の考えをただし、緊急車両通行不可能箇所の現状について質問しました。
佐々木町議は冒頭、「今年度、加齢性難聴者補聴器の補助が本格的にスタートするが、町長が県内最初に思い切って決断されたことに敬意を表したい」と述べました。
佐々木町議は、南海トラフ巨大地震による町被害想定は、2013年県地震被害想定調査結果を基にしており、町防災マップには、建物や人的被害、災害に対する心構えやリスク等が記載されているが、想定は10年前の数値であり、状況の変化や最新の知見も踏まえた見直しが必要だと指摘。
「防災基本計画は、能登半島地震の影響で、国が今春に予定していた改定を延期するとの報道もあるが、国や県の計画策定を待つだけでなく、町独自でも検討すべきことがあるのではないか」と強調。
各被害想定数の増減見通しを質問し、文部科学省が23年度〜25年度までの3年間、体育館へのエアコン設置補助率を3分の1から2分の1に引き上げており、制度の活用を検討できないかと提案しました。
佐川町長が、体育館のエアコン設置について、「重要だと認識しているが、厳しい財政状況から、補助制度を活用しても困難だ」と答えたため、佐々木町議は再質問し、総務省の交付税を活用すれば30%の負担でできると力説。文科省の補助金も総務省の交付税も期限が25年度になっているとして設置を検討するよう重ねて求めました。
佐々木町議は、町内の緊急車両通行不可能箇所は、町道74、生活道路144の合計218箇所もあるとして、積極的に改善するよう求めました。