海の駅舎「ふらっと」の活用についてただす/町として責任を持って運営せよ/上島町議会
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寺下満憲町議
日本共産党の寺下満憲町議は6月21日、上島町議会本会議で一般質問に立ち、海の駅舎「ふらっと」(2017年4月オープン)の活用についてただし、民間任せではなく、町としても責任を持って運営していくよう宮脇馨町長に求めました。
寺下町議は「海の駅舎『ふらっと』は、海の駅利用者やサイクリストをはじめとする観光旅行者と町民との交流促進をはかり、観光振興の発展を進め、交流人口を拡大する目的で設置した」と強調し、利用状況や、その内容の検証について質問。
とくに、▽島料理の試食会、夕日を見ながらのミニコンサート、家や蔵に眠る海運や船舶に関連する「お宝展示会」▽駅舎前面の緑地帯を活用した産直市▽再生古民家と海の駅舎の連携イベント――などの開催が実施されていないと指摘。
今年度から、町観光協会から民間業者に運営が代わったことから、町としてもいっそう運営に責任を持つよう求めました。
宮脇町長は、1年間の利用者は4566人としながらも、イベントについては、町主催の国際ヨットラリーや観光協会主催のイベントを紹介するだけで、「ふらっと」が十分活用されていないことが明らかとなりました。
寺下町議は、機帆船の舵や、町の船乗りが収集した外国コインや貝殻の写真を見せた上で、「ふらっと」で展示するよう要求。宮脇町長は、住民の協力を得ながら、展示をする方向で進めたいと回答しました。
寺下町議は、ヨットなどの係留港湾施設の再開発について質問。宮脇町長は「港湾施設は県の管理だが、県としては難しい。係船できる数が少ないので町や利用者で増やしたい」と述べました。
「ふらっと」は、ヨットマンやサイクリストが気軽に立ち寄り、住民と交流できる施設で、シャワーやコインランドリーも設置されています。